５万元を日本円に換算すると「約６１万円」。

中国に拘束されていた日本人、

ゼネコン「フジタ」の会社員・高橋さんが

中国当局に支払った金額。

しかも「自腹」。


今日、帰国した高橋さん。

記者会見を開いた模様。


疲れ切っている高橋さんに対して

記者団が投げかけた質問。


『会社から中国に赴任命令が出たら、また行きますか?』


行くワケないでしょーに、と思うんだけど


『気持ちの整理がついてないが、今後も中国と関わっていけたら、と思う。』


"サラリーマン魂"なんですよねぇ。



そういえば、

昔つき合っていた人にこんなこと聞いたことがある。

『取引先に言われたら、なんでもするの?』


彼はこう言った。

『ああ、裸踊りだってなんだってする』

・
・
・
その当時、

情けない男だなぁ、って思ったものだけど、

実はサイコーに男らしい答えだったのかもしれない。


だって、

男がプライドも何もかも捨てて


"裸踊り"。


自分の仕事に徹することを決めてる、ってことだもの。



それは

愛する家族のためかもしれないし、

仕事を全うする、という自分の思いから出る言葉かもしれない。



『解放のあてもなく、憂うつな毎日を送っていた』、

と、自身の心境を語った高橋さん。



『今後も中国と関わっていきたい』、

と答えたその言葉の裏には


いったい、どんな思いが込められていたんだろう?