竹野内豊さんが映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」でタイヘンなことに・・・。

この映画は実話を元につくられた映画。

太平洋戦争のさなかに米軍から「フォックス」と恐れられ、そして民間人を守り抜いた大場栄大尉という軍人さんのお話。


体感温度４０度以上のタイで行われた過酷なロケ。

今年の日本の猛暑よりひどい状態での撮影。


日ごとに痩せていく竹野内豊さん。

共演の井上真央ちゃんが心配していたんだとか。


平和な時代で、しかも限られた期間の映画撮影でそれだけ苦しいのであれば

いつ命を落としてもおかしくない戦時中には

いったいどれほどの精神力を要したのだろう?


たった４７人で米兵４５，０００人を翻弄した大場栄大尉。

米兵に「敵ながら天晴」と称えられたという。

私心がない、と言っている人もいるらしい。


しかし戦争が終わってもなお自分を貫き通したことはエゴになるのではないだろう

か?

どうして「身を呈して死ぬこと」が称えられるんだろう?

現代に生きるわたしから見ると、彼の取った行動はとても奇異に見えるのだ。


しかし・・・

"先に殺さなければ殺される"

今まで生きてきた中でこれほどの極限に身をおいて

わたしは何かを頑張ったことがあるだろうか?

と、ふと思った。


戦争をいいものだとは少しも思わない。

いるとしたら武器商人くらいのものだろう。


人間はとても勝手なイキモノだから

戦争が無くなることはないだろう、とも思う。


だけど、


『人生は短い  

もっとちゃんと生きよう』

そういうふうに思わせてくれた話でもある。


来年公開のこの映画観てみようかな。